わたしは薬を飲むと数分で寝てしまう だから この日記も途中で終わることだろう  23:40

苦しみが蓄積すると 言葉も出ない やれやれと言われるだけだとわかっているから  悲しみが溢れる 具体的な悲しみ 言っちゃいけないんだ  信じて待つ    ああ、ホラ、すぐねむくなってきた ホラ、

またあしたね

 

すぐ寝ちゃった おはようだ おはようだねえ  昨日は いやなかんじだった 泣いちゃった  

「お風呂に入れなくなったりぜんぶお休みしちゃったこととかある?」

(今まさにお風呂に入ることが大変な苦痛だし 歯を磨くのも辛い それでも死ぬ気でやるけどね   明日も息をすることがくるしくて 希望のない 痛みだけの毎日に絶望して 夜になったら泣き叫んで こわいようこわいようと言っていた日々)

「そうですね、まあ、こんな人間なので 特には」

そんな感じで笑ってみせた  でも社員にはそういう人もいるらしい  意外に寛容なのね わたしは何も信じないけれど

 

わたしはすぐ憧れに近づこうとする  お月さまがいかにきれいでも 触れないのに  星々は手に入らないのに    わたしと同じくらいの大きさにみえるのに  大きくて大きくて そして遠いものよ

 

文章もうまく書けないけれど 言葉はもっとうまくでてこない とうめいなしろはぼくだけの場所 ぼくはぼくであれますように ぼくはぼくの小さな輝きを 認めてあげられますように