かきなぐる  全部全部いやだから

 

ぼくはみんなきらいなので みんなもぼくのことはきらってください   そしてきらわれそうなことをたくさんかきます

 

ぼくは女の子がすき もうそれはそれは すき 女の子はかわいい いつだってかわいい もちろん おんなのこ かどうかはぼくが判断するのだけど

ぼくと正反対のおんながすき おとこの容姿に全く興味がないが おんなの容姿には好みがある  ぼくみたいなおんなはきらい 奇抜なファッションをしないおんながすき  ぼくみたいな天パのおんなはきらい  嘘っこでも おんなのこ みたいな髪をもってるおんながすき ショートでもロングでも 抗えないおんな の 髪質を持っているおんなはかわいい  おんな に抗おうとするおんなもすき かわいいから

謙虚すぎないおんながすき  下品なおんなはきらい  破滅思考のおんながすき 恋愛思考のおんながすき おとこをすきなおんながすき ぼくをみないおんながすき  ぼくを その他 にはてはめるおんながすき

 

今朝も おきたら 人を見間違えて いる場所も間違えてた 毎朝毎朝毎朝毎朝 5秒くらいの地獄 気づいたら現実 そして消えたくなってしまうんだ   ぼくみたいなおんなはきらい 離れ目のおんなはきらい 顔の長いおんなはきらい ぼくがきらい    おんなはぼくがすきじゃない おんなだからね

ぼくが17くらいのころ 新宿にいった いろんなパーティーとかを調べたけど なにもかも成人してないとだめだった ぼくはさびしかった ぼくはあまりにもおんなが好きだった  昼間の殺風景な街をただぼんやりながめて しずかにかえった

 

世界の全てに腹が立つことって ある

2日に一回くらい わたしの容姿を呪って 1日に一回くらい ほかでがんばろうと思う 1日に三回くらい 顔を覆い隠したくなる

 

ぼくは結局たばこもおさけもできないんだ 情けないけど うつくしいしょうじょだった頃のぼくを どこか捨てきれないのだろう 10月のうつくしさを 誰にも冒されたくないのだろう